専務の旅日記

イランに教えられた事

2017.06.20 専務の旅日記

    2018年ロシアW杯 アジア最終予選

 

      イラク VS 日本 

 

   イラン テヘラン PASスタジアム

 

4年に一度のワールドカップアジア最終予選

あっという間に4年が経過して前回ヨルダンに行ってから

早くも最終予選の大詰めまで来ました。

 

本当は、次戦のホーム、オーストラリア戦で出場確定となるが、

今回アウェーイラク戦に勝てば出場確定に大手がかけられるので

イラン行きを決めた。

 

本来ならイラクのホーム、バグダッドで行う予定がイラクの

情勢不安の中で第3国開催となり、対戦場所が決まらず

自分の中では、カタールのドーハかマレーシアの

ジョホールバルあたりでやるのかと勝手に思っていたところ

5月に入ってイランのテヘランに決定。

そして、6月に入ってのテヘラン市内連続テロ!!

 

周りから「本当に行くの?」と言われたが自分の中では

最終予選は絶対行くと決めて、過去2回も行ったので

”ここで逃げるわけには行かない”と行くことに決定!!

 

 

<成田出発>

出発前恒例の最後の日本食、今回何故か

イカ塩辛豆腐とハイボール(地味)

 

 

これからしばらくハイボールが飲めないので

(しかも、イランは酒禁止)

 

今回は、成田からカタールのドーハ(11時間強)

トランジット4時間

ドーハからテヘラン(2時間)

合計17時間~18時間かかります。

 

<カタールドーハ ハマド国際空港>

出発から12時間弱、映画を3本観て眠れずドーハ到着

 

ハマド空港 コンコースは広くて綺麗 

 

 

ハマド空港名物の謎のクマ

観光客はだいたいここで写真を撮る

 

飛行機越しにドーハの市街地

超高層ビルが林立する。

 

 

<テヘランへ向けて出発>

4時間トランジットでテヘランに向け出発

 

エアバスA330 

大きな機体だが客席はガラガラ

こんなに空いている飛行機は初めて。

 

 

 

大陸独特の地形 日本では見られない

 

”これぞ、血の海” 水が少なく塩分濃度が上がり

緑の藻が赤くなるとか

 

何と富士山?

イラン富士と言われるダマーヴァンド山

(5600m以上)

 

 

 

<テヘラン到着>

テヘラン・エマーム・ホメイニ国際空港に到着

到着ロビーで現地の迎え待つこと30分

 

    ・・・・全然来ない・・・・

 

「日本みたいに時間に正確でないのかな?」と

思いつつ外に出ると、いきなり自動小銃を持った

4人の兵士に囲まれ「ジャポン?」と聞かれた。

 

日本人と分かると「日本は大好きだ」と

色々話しかけてきて一緒に写真を撮ったが、

なんと自分の肩しか写っていない。

ショック!!

 

 

<決戦の時>

さて、いよいよテヘランPASスタジアム

スタジアムというより市民陸上競技場

収容人数8250人

 

テロがあったのでもっと厳重な警備かと思えば、

銃を持った兵士はいるが、ウズベキスタンや

ヨルダンの時に比べると人数も少ないし、

ニコニコしている。

 

やはり第3国開催なのでイラクサポータが少ないので

前のようなピリピリした雰囲気はまるでなし。

 

メインスタンド入場ゲート

 

 

 

緊張感がないとは言え実弾が入った銃を見ると

怖い気がする。

 

中山ゴンと松木さん。

松木さんはスタンドからの歓声に快く挨拶しているので

リハーサルが進まない。

 

やはり、サポーターは少ない

 

1人で行った僕を快く一緒に応援してくれた

名前も知らないイラン青年。

(「Japan Love」と言っていた)

 

<決戦を終えて>

試合結果、内容については今回も触れません。

 

ホテルのレストランでノンアルコールビールで残念会

 

 

 

部屋でTVを見てもコーランばかり。

 

 

 

 

 

見る番組がない。

 

 

<観光>

テヘラン市内は、高地で1250mくらいから1700m

くらいで志賀高原の焼額スキー場くらい。

 

北側には4000m級の山脈があり、雪も積もる。

したがって、砂漠であるが山脈に降る雪により

水が確保できるので何千年も歴史があるのですね。

 

4000m級の山脈 山のずっと奥がカスピ海

 

 

市場

 

桑の実 

 

 

桑の実アップ 

 

 

プラム・チェリー・イチゴ・白桑

 

 

山形県民が好きなひょう(スベリヒユ) 

 

 イマームモスク

 

 

 

 

<ホメイニ霊廟>

6月7日に同時多発テロがあった中の1つ

ホメイニ霊廟。ここでは、自爆テロがあった。

 

前日まで閉鎖されていたが情勢が安定していたので

見学ができた。

 

入口の床にはアメリカとイスラエルの旗が敷いてあり

「踏みつけて」と書いてある。

     ア~怖!!

 

 

 

ホメイニ師は、本来質素な性格なので死後このような

立派な霊廟が建てられたことに困惑しているのでは?

という話を聞いた。

 

ホメイニ師はイラン革命においてイランを

今の国へ導いた。

 

一方イラン革命で失脚したパーレビ国王は写真の

ように巨大な銅像が建てられていたが、国民の

不満の中で上が切り取られてしまった。

 

 

 <イランに教えられた事>

イラン人は日本に対して敬意を持っている。

(中国人には冷ややか)

 

タバコは吸うが酒はダメ。

ラマダンは皆真面目にやるかと思えばしない人も多い。

 

日中普通に食事をしている人、水・ジュースを飲む人、

それぞれ日本製品を利用したいが日本の経済制裁で

関税が高く手に入れられない。

 

日本車は、高級車扱いなのでなかなか乗れない。

車は韓国車が多い。

キーアやヒュンダイは外見だけで中身は

全然ダメと現地の人が言っていた。

 

サウジアラビアとは、非常に仲が悪い。

ここでは、細かいことが書けないが、

アメリカ・イスラエル・サウジアラビアが

いかに酷いか、メディア・マスコミで報道される事と

現地での話のギャップに世の中の怖さを感じた。

 

街の中は、とても綺麗である。

他国へ行くとだいたいペットボトル・缶・ビニール袋

タバコなどポイ捨てしてあるが、多少のごみはあるけれど

日本と同じレベル。

 

<無事帰国>

やっと東京に到着

東京の知り合いが待っていたのでアメ横へ。

そこはタイ料理の店”メーヤン”

 

久しぶりに日本食で一杯と思っていたら

”タイ料理かい”と心の中で突っ込んで店に入る。

 

久々に会う知人とタイ旅行気分になった。

 

タイ料理 パッタイ・プーパッポンカリ・ラープムー・ソムタム

 

タイのシンハービール バリのビンタンビール

 

 

 

 

 

 

 <スタッフのコメント>

TVでサッカーの試合を見るより、

専務が無事にイランに着いた姿を確認すべく

スタジアムのサポーターばかり見ていました。

 

途中、「映った!専務だ!」と分かってからは、

安心して試合が見れました。

 

凄いですね!!

感動を求めるバイタリティーに脱帽です。

 

 

 

 

 

 

 

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