イランに教えられた事
2018年ロシアW杯 アジア最終予選
イラク VS 日本
イラン テヘラン PASスタジアム
4年に一度のワールドカップアジア最終予選
あっという間に4年が経過して前回ヨルダンに行ってから
早くも最終予選の大詰めまで来ました。
本当は、次戦のホーム、オーストラリア戦で出場確定となるが、
今回アウェーイラク戦に勝てば出場確定に大手がかけられるので
イラン行きを決めた。
本来ならイラクのホーム、バグダッドで行う予定がイラクの
情勢不安の中で第3国開催となり、対戦場所が決まらず
自分の中では、カタールのドーハかマレーシアの
ジョホールバルあたりでやるのかと勝手に思っていたところ
5月に入ってイランのテヘランに決定。
そして、6月に入ってのテヘラン市内連続テロ!!
周りから「本当に行くの?」と言われたが自分の中では
最終予選は絶対行くと決めて、過去2回も行ったので
”ここで逃げるわけには行かない”と行くことに決定!!
<成田出発>
出発前恒例の最後の日本食、今回何故か
イカ塩辛豆腐とハイボール(地味)
これからしばらくハイボールが飲めないので
(しかも、イランは酒禁止)
今回は、成田からカタールのドーハ(11時間強)
トランジット4時間
ドーハからテヘラン(2時間)
合計17時間~18時間かかります。
<カタールドーハ ハマド国際空港>
出発から12時間弱、映画を3本観て眠れずドーハ到着
ハマド空港 コンコースは広くて綺麗
ハマド空港名物の謎のクマ
観光客はだいたいここで写真を撮る
飛行機越しにドーハの市街地
超高層ビルが林立する。
<テヘランへ向けて出発>
4時間トランジットでテヘランに向け出発
エアバスA330
大きな機体だが客席はガラガラ
こんなに空いている飛行機は初めて。
大陸独特の地形 日本では見られない
”これぞ、血の海” 水が少なく塩分濃度が上がり
緑の藻が赤くなるとか
何と富士山?
イラン富士と言われるダマーヴァンド山
(5600m以上)
<テヘラン到着>
テヘラン・エマーム・ホメイニ国際空港に到着
到着ロビーで現地の迎え待つこと30分
・・・・全然来ない・・・・
「日本みたいに時間に正確でないのかな?」と
思いつつ外に出ると、いきなり自動小銃を持った
4人の兵士に囲まれ「ジャポン?」と聞かれた。
日本人と分かると「日本は大好きだ」と
色々話しかけてきて一緒に写真を撮ったが、
なんと自分の肩しか写っていない。
ショック!!
<決戦の時>
さて、いよいよテヘランPASスタジアム
スタジアムというより市民陸上競技場
収容人数8250人
テロがあったのでもっと厳重な警備かと思えば、
銃を持った兵士はいるが、ウズベキスタンや
ヨルダンの時に比べると人数も少ないし、
ニコニコしている。
やはり第3国開催なのでイラクサポータが少ないので
前のようなピリピリした雰囲気はまるでなし。
メインスタンド入場ゲート
緊張感がないとは言え実弾が入った銃を見ると
怖い気がする。
中山ゴンと松木さん。
松木さんはスタンドからの歓声に快く挨拶しているので
リハーサルが進まない。
やはり、サポーターは少ない
1人で行った僕を快く一緒に応援してくれた
名前も知らないイラン青年。
(「Japan Love」と言っていた)
<決戦を終えて>
試合結果、内容については今回も触れません。
ホテルのレストランでノンアルコールビールで残念会
部屋でTVを見てもコーランばかり。
見る番組がない。
<観光>
テヘラン市内は、高地で1250mくらいから1700m
くらいで志賀高原の焼額スキー場くらい。
北側には4000m級の山脈があり、雪も積もる。
したがって、砂漠であるが山脈に降る雪により
水が確保できるので何千年も歴史があるのですね。
4000m級の山脈 山のずっと奥がカスピ海
市場
桑の実
桑の実アップ
プラム・チェリー・イチゴ・白桑
山形県民が好きなひょう(スベリヒユ)
イマームモスク
<ホメイニ霊廟>
6月7日に同時多発テロがあった中の1つ
ホメイニ霊廟。ここでは、自爆テロがあった。
前日まで閉鎖されていたが情勢が安定していたので
見学ができた。
入口の床にはアメリカとイスラエルの旗が敷いてあり
「踏みつけて」と書いてある。
ア~怖!!
ホメイニ師は、本来質素な性格なので死後このような
立派な霊廟が建てられたことに困惑しているのでは?
という話を聞いた。
ホメイニ師はイラン革命においてイランを
今の国へ導いた。
一方イラン革命で失脚したパーレビ国王は写真の
ように巨大な銅像が建てられていたが、国民の
不満の中で上が切り取られてしまった。
<イランに教えられた事>
イラン人は日本に対して敬意を持っている。
(中国人には冷ややか)
タバコは吸うが酒はダメ。
ラマダンは皆真面目にやるかと思えばしない人も多い。
日中普通に食事をしている人、水・ジュースを飲む人、
それぞれ日本製品を利用したいが日本の経済制裁で
関税が高く手に入れられない。
日本車は、高級車扱いなのでなかなか乗れない。
車は韓国車が多い。
キーアやヒュンダイは外見だけで中身は
全然ダメと現地の人が言っていた。
サウジアラビアとは、非常に仲が悪い。
ここでは、細かいことが書けないが、
アメリカ・イスラエル・サウジアラビアが
いかに酷いか、メディア・マスコミで報道される事と
現地での話のギャップに世の中の怖さを感じた。
街の中は、とても綺麗である。
他国へ行くとだいたいペットボトル・缶・ビニール袋
タバコなどポイ捨てしてあるが、多少のごみはあるけれど
日本と同じレベル。
<無事帰国>
やっと東京に到着
東京の知り合いが待っていたのでアメ横へ。
そこはタイ料理の店”メーヤン”
久しぶりに日本食で一杯と思っていたら
”タイ料理かい”と心の中で突っ込んで店に入る。
久々に会う知人とタイ旅行気分になった。
タイ料理 パッタイ・プーパッポンカリ・ラープムー・ソムタム
タイのシンハービール バリのビンタンビール
<スタッフのコメント>
TVでサッカーの試合を見るより、
専務が無事にイランに着いた姿を確認すべく
スタジアムのサポーターばかり見ていました。
途中、「映った!専務だ!」と分かってからは、
安心して試合が見れました。
凄いですね!!
感動を求めるバイタリティーに脱帽です。
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