ルーベンス展に行ってきました
<専務のブログ>
ルーベンスを観てきました。
長岡の県立美術館で6月29日から開催されていたルーベンス
≪栄光のアントワープ工房と原点のイタリア≫が8月11日をもって終わってしまう!!
気がつけばあと2日、アルビレックス新潟のアウェー甲府戦行きをあきらめて
ルーベンスを観に行った。
今回は、何がすごいかって、開館20周年記念と言う事で
82点ものルーベンスと、その助手たちの自筆作品が観れる。
もし、これらの作品を観ようとすると、イタリアフィレンツェ(ウフィツイ美術館)、
イタリアローマ美術館、アメリカデトロイト美術館、フランスストラスブール美術館、
アントワープ王立美術館などなど、世界各国を旅して行かないと観れない作品ばかり。
それを長岡一ヶ所で観れる素晴らしい機会だったのです。
レンブラント、フェルーメールのバロックを代表する画家よりバロック初期に活動していただけに、イタリアで勉強したルネサンスの影響が作品に表れていた。
バロック独特の明暗の中に背景に表現する空気遠近法が作品の奥行き感、臨場感を出していた。
特に感動したのは、「悔悛のマグダラのマリア」
ここに描かれている 目と眼 涙がマグダラのアリアの心情を強烈に表現していた。
赤く泣きはらした目元、そこから流れ落ちる涙は本当にそこに本物の涙が流れ落ちている様で、やはり本物を直に、しかも数十センチという近くで観れるすばらしさでしょう。
もう一つは,「復活のキリスト」である。
十字架から降下され、死んだキリストが数日後復活した時の画である。
十字架に張り付けにされた時の手と足に打ち込まれた鋲の傷あと(聖痕)が薄れ、
胸に刺さった矢の傷跡もうっすら残るだけで数日前に磔刑になり死んだとは思えぬ力強さが表れていた。
やはり、本物を目の当りにするって素晴らしいと思った。
さすがに、ネロがパトラッシュと最後に観た「キリストの降架」は4.21m×3.11mの
大作でアントウェルペン大聖堂にあるため今回展示は、不可能であるので
観れなかったが、ふと思いついたのは、これからお盆休みなのでDVDで
メルギブソン主演の「パッション」をまた借りて観ようと思った。
「パッション」・・・・キリスト最後の受難のものすごい映画です。
※観るにはかなりの覚悟が必要です。
※掲載の画は、パンフレットより参照
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